ケイヒンダイヤ ダイヤモンド・CBN ホーニング砥石 ホーニング砥石は主に精密部品の内面加工最終仕上工程として用いられます。 回転運動と往復運動というコンビネーションに適正圧力を加えることにより、高品質な表面(クロスハッチ状の研削条痕など)を形成することが可能になります。 当社のホーニング砥石は超砥粒の性能を最大限に生かし、高能率、長寿命、高精度の加工ができるホーニング砥石の開発に全力を尽くし、各企業のコストダウン、生産性向上に大きく貢献しています。 特長 1. ダイヤモンド・CBN砥粒を用いることで、今まで加工が困難であった被削材にも対応に。 2. 主にメタルボンドが用いられ、耐摩耗性、切削性をコントロールすることであらゆるワークに適する砥石を製造いたします。 3. オイルの保持性を高め、耐摩耗性を向上。 4. 広い面積で接触するため、面粗さが小さくなり、加工変質層の少ない良好な表面が形成されます。 5. 真円度・円筒度の精度が向上します。 6. 上記により、コストダウンと生産性向上に大きく貢献します。 用途・推奨ワーク・加工対象 ・エンジン ・トランスミッション ・油圧シリンダ ・熱間鍛造のコンロッド ・浸炭や窒化熱処理の加工 ・その他 ホーニング砥石の選定について 当社ではあらゆるホーニング加工に対応いたします。 以下のヒアリングシートにご記入いただきFAXまたはメールでお問い合わせください。 ヒアリングシート ダウンロード ダイヤモンド/CBNホーニング砥石表示方法(例) 砥 粒 粒 度 結合度 集中度 結合剤 SD 120 K 75 MB505 砥粒の選定: SD・BN砥粒選定基準 粒度の選定: SD・BN粒度選定基準 ※その他の面粗度規格(Rpk、Rk、Rvk、Mr1、Mr2、Vo、R3z、Rq等)は別途ご相談ください。 粒度の目安: 結合度: 結合剤の砥粒保持力参考表: 当社の結合度は上記以外にも研削状況に応じてその都度調整しあらゆる加工に対応してします。 集中度: 製品集中度: 砥 粒 集中度 ct/cm3 ≦30μ (#500より細目) 50~75% 2.2~3.3 45μ~91μ (#325~#140) 50~100% 2.2~4.4 107μ~181μ (#120~#80) 75~125% 3.3~5.5 >181μ (#80より粗目) 50~150% 2.2~6.5 cm3当たりの砥粒重量を表し、通常50%~150%の間で5%刻みで調整します。 ホーニング加工における仕上がり状態はホーニング盤および加工条件によって大きく異なります。 結合剤: 結合剤選定基準: ホーニング砥石の主なトラブルシューティング 1.目つぶれ 【現象】 砥粒が磨耗平坦化し、切削抵抗が高くなり、切れ味が落ちる。 【対策】 破砕性のより大きな砥粒の選定や結合度を下げることにより、自生作用を向上させる。 2.目詰まり 【現象】 切り屑が砥石表面、砥粒間に付着する。 【対策】 結合剤を軟らかいものに変更する。加工条件を砥石の消耗を促進する方向に変える。 3.目こぼれ 【現象】 砥粒が磨耗を起こさず、原型に近い形で脱落する。 【対策】 砥粒保持力を良くするために結合度を上げる。 4.砥石の欠け 【現象】 ワークに対してぬける方がビビリを生じたように欠け、非常に深い傷を残す。 【対策】 結合度を変更することにより、局部的な欠けを抑制する。 ダイヤ・CBN工具製品のご注文・ご相談はこちらから